インプラントの構造

インプラントはチタン製

インプラントは、アゴの骨に埋め込むフィクスチャー(歯根部)、歯の部分にあたる上部構造(歯の部分に相当する)、それらを連結するアバットメント(支台部)の3つの部分から構成されています。

1952年にスウェーデンの大学医学部の整形外科医だった、P・I・ブローネマルク教授がチタンと骨が完全に結合することをウサギの実験で偶然見つけ出したのが、始まりです。 その後、研究を重ねた結果、人体が拒否反応を起こすことなくチタンと骨が半永久的に結合するという結論から、この現象を「オッセオインテグレーション(骨の結合)」と名づけました。 現在では世界中の様々な研究結果からチタンという金属が最も「生体親和性」があり、良いとされています。チタンという金属は外科などの医療現場で骨折の固定ボルト等、ごく当たり前に使われている体に安全で最もアレルギーの少ない金属です。 現在、最も確実で成功が予測できるインプラント治療だといわれているのが、オッセオインテグレーテッド・インプラント(骨と結合する人工歯根)です。 フィクスチャー(歯根部)埋入後、下顎で約3ヶ月、上顎で約4〜6ヶ月の安定期間を置きます。 その間にフィクスチャー(歯根部)が「オッセオインテグレーション(骨の結合)」します。それをオッセオインテグレーテッド・インプラントと呼び、5年以上の長期的な成功率は、上顎で81%、下顎で91%といわれています。 その後、アバットメント一体型のものは上部構造を、そうでないものはアバットメントと上部構造を連結します。 アバットメントは、粘膜の厚みや補綴物(義歯)によって、様々な長さや形、角度をつけることが可能なので、個々に合わせた、自分にぴったりの補綴物を作成することができます。 前歯の場合はセラミック製のものを使用します。また、上部構造との連結をセメントによる接着にすれば、美しく、自然な仕上がりが期待できます。 インプラントの3つのパーツはネジで連結されているので、修理が必要な際にすぐに外せ、定期的な点検・調節・清掃ができるという大きな利点があります。 素材には、人体になじみが良いチタンが一般的に使用されます。